週間ポスト(1999.8.13日号)

週間ポスト(1999.8.13日号)

 

 洗髪するだけで脱毛が防げて髪はツヤツヤ。育毛だって夢じゃないーーー。
 そんな“究極のシャンプー”が注目されている。その商品は『マーユシャンプー エクシード』(発売元・ユーアンドアイ)
 その主成分は熊本名産の天然馬油(マーユ)。なぜ、馬油がシャンプーになったのか?  熊本県に本社を構える発売元の代表がこう語る。
「脱毛促進ホルモンの抑制」が実証された
「馬油(マーユ)シャンプー」のハゲ防止効果

「馬油は中国4000年の歴史を持つ漢方薬で、ヤケドや切り傷・肌荒れの他に、育毛用として珍重されてきました。馬油は人間の皮下組織への浸透力が高く、細胞を増殖・促進させる作用がある。また、血行促進や保湿効果 にも優れているため、脱毛の解消が期待できるんです。その証拠にフランスでは、馬のたてがみの油をハゲ治療に用いているようですよ」(ユーアンドアイ代表・本郷重道氏)
 また、92年にシカゴ大学の薬学部(皮膚科学科)他が発表した論文でも、
「馬油に含まれる不飽和脂肪酸は、人間の体内で生成される“脱毛促進ホルモン”を抑える働きが実証された」
 と、馬油のハゲに対する効果を認めている。事実シャンプーのユーザーからも、
「三ヶ月継続して使っていたら、なんと脱毛がぴたりと止まった!」(60歳・男性)
 といった歓喜の声が発売元に寄せられている。
 シャンプー後にワサッと髪が抜けるのは、確かに切ない。たとえ毛が生えてこなかろうと、脱毛が止まるだけで毛髪問題に心を痛める諸兄にとっては朗報だが、このシャンプーには馬油に加えて注目の新成分も配合されている。
「実は、ある国立大学薬学部の薬理研究グループにより“コリアンダー”に養毛活性成分が含まれることがこの程、発表されたんです。そこでコリアンダーの活性成分と同じ成分を含むパセリの抽出液を、多量 に配合しました」(前出の本郷氏)
 このコリアンダーについて研究を進める資生堂によれば、
「コリアンダーは抗真菌・消化促進・咳止め・解熱の作用を持つ生薬ですが、実はこの種子エキスに毛母細胞および毛根鞘細胞を増殖する優れた効果 があることが判明したんです。毛母細胞・毛根鞘細胞とは、増殖・分化することで太くてハリ・コシのあつ髪をつくる細胞のこと。弊社ではコリアンダー抽出液を女性用豊髪料『アペイロン』に配合し、ユーザーから高い評価を得ています」(資生堂広報室)
 また、コリアンダーを多く含むパセリの原産国・オランダでは古来から脱毛防止と育毛に、パセリを用いてきた。
「つまり、馬油とパセリの養毛活性成分を配合することで脱毛・育毛のダブル効果 が期待できるんです。また、パセリはリンス機能を持つビタミンAを多く含むため、洗髪するだけで髪はツヤツヤになりますよ」(前出の本郷氏)
 マーユシャンプーは、毛髪問題に悩む諸兄の最終兵器となるか。お試しあれ。